グリーングリーン―ナイショの同級生 (MF文庫J)

グリーングリーン―ナイショの同級生 (MF文庫J)

 読了。

 桑島由一のノベライズ2冊。あいかわらず異様なまでに読みやすい。文庫2冊読みあげても全然疲労を感じないもんなあ。恐るべし、桑島由一

 ライトノベルとはいうけれど、必ずしも「ライト」な小説ばかりとはかぎらない。このあいだ読んだ「半分の月がのぼる空」など、文体はともかく、物語はかなり深刻で重かった。

 それにくらべて、桑島由一の小説はどれもこれもそれはもうライト。風が吹けばお空の彼方まで飛んでいきそうなくらい軽い。ある意味、ライトノベルの王道だといえると思う。

 お話の内容はパソコンゲームグリーングリーン」の番外編。ただし本編のキャラクターを脇役に配したオリジナルストーリーだ。

 ぼくのなかですっかり記憶に残るキャラクターになってしまったバッチグー、天神、一番星らの暴走が笑える。原作はエロゲーのくせにヒロインよりも男性陣のほうがはるかにキャラが濃いという片寄ったゲームなのだった。

 まあおもしろいのかと訊かれてすぐにうなずけるほどの傑作ではないけれど、とにかくリーダビリティが高いので時間つぶしには最適なんだよなあ。今度、「神様家族」全6巻一気読みしてみようかな。

 ところで、検索していた気付いたんだけど、桑島由一ってジュブナイルポルノ(妙な呼称だが、定着してしまった。たぶんわかつきひかる先生のおかげだろう)書いているんだね。さすがに買って読んでみる気にはなれないけれど、ちょい気になるなあ。