ハヤテのごとく! 3 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 3 (少年サンデーコミックス)

 読了。

 好評執事漫画の第3巻。あいかわらずおもしろい。むしろ話が進みキャラクターが立って来るほどにおもしろくなっている印象がある。

 貧乏少年のハヤテが超大金持ちの三千院家の執事になるところから始まるラブコメディ。世間ではツンデレ漫画といわれていますが、むしろこの作品の成功は主人公ハヤテの造形にあるのではないかと。

 ダメ人間の両親に育てられたのに真面目でひたむき、多少天然ぼけ傾向ありのハヤテ少年こそこの作品で最高の萌えキャラといえるでしょう。

 主人公が過酷な試練に遭えば遭うほど、読者はその人物に共感することができる――というエンターテインメントの基本法則をきっちり体現しているキャラクター。

 じっさい色々とひどい目にあっているハヤテくんですが、自己憐憫に浸らずにアクションするキャラクターは見ていて気持ちいい。主人公に心置きなく共感できる漫画っていいよね。

 まあナギも好きですが、あれをツンデレと呼ぶならなんでもツンデレだと思うぞ。

 「DEATH NOTE」ネタとか盛りだくさんで、オタクっぽいと漫画いえばそうなんだけれど、でも「ハチミツとクローバー」がふつうの少女漫画なら、これだってあたりまえの少年漫画だよなあ。境界線がどこにあるのかよくわからない。

 どの業界でもそうだけれど、基本が大事。左手は添えるだけ。そういうものです。これでもうちょっと絵がうまくなってくれたらなあ――とはいうまい。うむ。