SFに何ができるか――<未来の文学>第Ⅱ期、開幕。

アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』 渡辺佐智江
・アンソロジー未来の文学
 Ⅰ『グラックの卵』 浅倉久志編訳(ボンド、カットナー、スラデック、ジェイコブズ他)
 Ⅱ『ベータ2のバラッド』 若島正編(ディレイニーエリスン、ロバーツ、ベイリー他)
クリストファー・プリースト『限りなき夏』(日本オリジナル短篇集) 古沢嘉通編訳
・サミュエル・R・ディレイニー『ダールグレン』 大久保譲

 頭がくらくらするような面子ですね。ディレイニーの翻訳が進んでいることは知っていたけれど、ベスター後期の長編まで訳出されるとは。しあわせすぎて涙も出ません。

 噂によると、ジーン・ウルフの「新しい太陽の書」も再版されるそうで、これまで噂にのみきいてきた海外SFの一領域が一気に見えてきた印象すらある。あと、TKOさんお気にいりのジーヴスものの続きも出るとか。

 ここのところ、どういうわけか(たぶんシオドア・スタージョンを読んだおかげだけど)消えかけていた翻訳小説熱が復活してきていて、「SFベスト201」など読んであれもほしいこれもほしいとうなるありさま。

 いやあ、「エンジン・サマー」とか「マラキア・タペストリ」とか「ヴァーミリオン・サンズ」とか、めちゃくちゃおもしろそうなんですけど、ネットを通して入手しちゃおうかな。

 しかしまあ、なんかこういう読書オタク系の話は書けば書くほど読者が減っていく気がしてならない(笑)。このウェブログは一応読書ブログのはずなんだけれど、チャットでもオフでもアニメの話題とかゲームの話題とか――まあしかたないんだけど、小説の話題はなかなか出ませんね。

 はてなダイアリーを使っていると、ミステリファンはまだしも、SFファンとか幻想文学ファンという人種がいかに少数派であるかわかる。その本の話題を書いても、キーワードからひとが入ってこないんだもん。書評サイトって、報われない趣味だよね。