えーと。テッサかわいいよテッサ。

 じゃなくて、「フルメタル・パニック!」の短編版をアニメ化したシリーズ。「短編読むくらいなら「ふもっふ」観れ」とお達しがあったので、一気に観た。おもしろかった。小説原作のアニメーション作品としては抜群に出来がいいのではないだろうか。

 「AIR」でオレ的にビッグネームに踊り出た京都アニメーションが製作を手がけ、痛快、爽快、爆笑のシリーズとなっている。いや、本気で笑ったもんね。基本的には有能な軍人の少年が日本の学園に紛れ込んだために起こる混乱劇。

 ネタ的にはごくベタなんだけれど、処理のあざやかさが素晴らしい。一応、学園ラブコメではあるんだけど、ラブコメくらいの割合。一瞬の隙もなくギャグが繰り出されるマシンガンコメディに仕上がっている。

 潜水艦艦長にして超絶運動音痴のテッサの来日と三角関係を巡るネタが短いのは残念。しかしあらゆる犠牲を払って女風呂を覗こうとするクルツたちと、最新機器を用いて妨害する相良壮介のエピソードはまさに抱腹絶倒。

 ふつうこの手のエピソードは主人公が先陣を切るわけですが、この場合、妨害側にまわるのがおもしろさか。しかしそこまでしてテッサの裸なんて見たいかね。見たいか。見たいですすいません僕は自分に嘘をついていました。

 そもそもがシリアスな物語を微妙にずらしたところにおもしろさがあるので、ちょっと状況を変えればそのままシリアスでも通じる作品だろう。一流のコメディとはそういうものだと思う。

 「泣かせるより笑わせるほうがむずかしい」とよくいわれる。その意味では、同じ技術を「泣かせ」に活用した「AIR」より高度な作品といえなくもない(か?)。とりあえずテッサたん萌えです。嗚呼、サードシーズンが見たい。