ハヤテのごとく! 2 (少年サンデーコミックス)

ハヤテのごとく! 2 (少年サンデーコミックス)

読了。

「へー。怒らないんだ… 一方的にこんな事されても…」
「はは… 慣れてますから」

 あれ? どうしたんだろ、パトラッシュ、涙が止まらないよ。とゆーわけで、世界有数の大富豪三千院家の令嬢ナギと、ひょんなことから彼女の執事になってしまった少年ハヤテの、愛と不幸と散財の日々をえがく大人気(?)ラブラブラブコメディ、待望の第2巻!

 例によって例のごとくハヤテに押し寄せる災難にも磨きがかかり、あたらしいキャラもたくさん登場して、物語はにぎやかに進んでいきます。掲載誌ではすでに学園編に入っているのですが、この巻の段階では(次の巻もかな)まだ狭いサークルのなかでコメディが続きます。

 いまは亡き久米田康冶の衣鉢を継ぐ版権ネタとか、ツンデレお嬢様とかメイドさんとか、ぷちオタク系コメディとしての側面が注目されがちな作品ですが、ふつうの漫画としてふつうにおもしろいので、「萌えオタキモ」とか思っているそこのあなたも読んでみるといいかと。

 基本的にそれほどディープなネタはないのですが、たまにわかりにくいネタが仕込まれているので、オタ属性濃い目の人は考えながら読んでいくのも楽しいのではないでしょうか。163ページ5コマ目の「ブレイクショット」ネタとか、はじめて読んだとき気付かなかったよ。

 一見するとただの萌え萌え漫画に見えますし、二見してもただの萌え萌え漫画なんですが、その実、もうちょっと間口が広い作品だと思う。少年漫画として重要なところをギャグにしてごまかさないのがいい。ねっこのところに善意があって、読んでいて気持ちがいい。

 最近の「NHKにようこそ!」なんて、若年性アルツハイマーの子供をネタにしてエロゲーを作るなんて話になっていますけど、あれは後味が悪かった。しゃれになっていないと思うんだよね。その点、この漫画なら小さなお子様にも安心して薦められます☆ たぶんね。