池袋ウエストゲートパーク 4 (ヤングチャンピオンコミックス)

池袋ウエストゲートパーク 4 (ヤングチャンピオンコミックス)

 読了。

 石田衣良の代表作「池袋ウエストゲートパーク」の漫画化作品、待望切望ボーボボボの第4巻。

 この巻は原作小説における「エキサイタブルボーイ」をベースにしていて、池袋のトラブルシューターとして知られるようになったマコトは、いまではヤクザになったかつての同級生、サル(ちなみにモデルはナイナイの岡村)と供に組長の娘を捜すことになる。

 ただし原作を忠実になぞっているわけではなく、漫画という表現形式にあわせてかなり大胆な脚色が加えられている。たとえばこの巻に登場し、「ドラゴンに守られた塔の姫君」に例えれるひきこもりの女性は、原作では男性である。

 なにより作品の雰囲気そのものが違う。原作の冬の凍りついた空気を思わせるここには静けさはなく、ひたすらにポップでキュート。そしてエッチ。

 池袋のストリートギャングの王様タカシが原作とかけ離れたキャラクターなのが残念だが、女の子もかわいく描けているし、まずはお奨めの漫画なのだった。

 それにしてもこの続きはどうなっているのだろう。シリーズ中でも一、二を争う佳品「少年計数機」の漫画化は望みすぎとしても、せめて第1巻完結編の「サンシャイン60通り内戦」を描いてから終わってほしいのだが、それも高望みかなあ。