げんしけん(5) (アフタヌーンKC)

げんしけん(5) (アフタヌーンKC)

 読了。

 アニメ化もされた「げんしけん」わりと待望の第5巻。これを読んでいるとぬるま湯オタクライフって本当に楽しいなあと思う。思わずにいられない。

 しかしオタクの世界も善人ばかりではないわけで、善人ばかりだったらいたいけな少女を空想のなかで陵辱したり輪姦したり拷問したりするはずはないわけで、いろいろきつい出来事なども出てくるあたりがリアル。

 「それはオナニーだよ」「商業主義の否定かい? それじゃ大人になれないよ もう童貞捨てなきゃ! 捨ててこーよ童貞!!」。おお、デジャ・ヴを感じる。ぼくは似たようなせりふをいわれたことがあるような気がする。どこにでもいるんだね、こういう人は。

 しかし「大同人物語」を読むと同人ゴロってかっこいいなあと思うんだけど、これを読むといやだなあと感じますね(笑)。

 汚い現実に対して、ただシニカルになるのでもなく、染まってしまうのでもなく、赦せることと赦せないことのラインをはっきりさせてきっちり対応することって、大切なことだよね。

 ところで今月の「オール讀物」「池袋ウエストゲートパーク6 灰色のピーター・パン」は池袋のオタクショップから話が始まるのですが、その描写が無意味にかっこよかった。書くひとが書けば、池袋のメイドビルでライトノベルあさりもここまでスタイリッシュになってしまうのかとちょっと感動。