Dark edge 11 (電撃コミックス)

Dark edge 11 (電撃コミックス)

 読了。

 これまで11冊も読んできたのに、あいかわらずよくわからない漫画である。

 ジャンルを分類するなら学園ホラーだろうが、ここには日常をじょじょに侵犯してくる怪異といったものはない。

 狂気も殺人も日常のなかの一光景として前景化してしまっており、主人公たちは次々と殺人や食人が繰り返される学園に平然と通いつづける。

 それでいてたしかに狂気や怪物や死は冷然とそこにあるのだ。あえて類似する作品を探すなら西尾維新の「君と僕の壊れた世界」や「クビツリハイスクール」になるだろうか。

 いま流行りの「壊れた世界もの」の最前衛といえなくもないが、西尾維新などよりはるかにクールな雰囲気だ。この作者の思考からは一般的な意味での倫理観のようなものがぽっかりと抜け落ちているとしか思えない。

 とにかく読んでいると日常と非日常のあっけない混交に頭がくらくらしてくる。なんだか妙にエロい漫画なので、そういうのが好きなあなたにもお薦め。